スパイス図鑑#01|クミン(cumin)|特徴・使い方・料理・効能

スパイスの魅力を伝えていく、スパイス図鑑

今回は“クミン”の紹介をいたします。

クミンは私がスパイスカレーに目覚めて

最初に買ったスパイスのひとつです。

「おっ!カレーのいいにおい?」と思うときには必ずクミンがいます。

また、ホールをカレーにいれると食感も良いアクセントになって、

カレー作りに欠かせないスパイスになっています。

パウダーはハンバーグによく使います。

特徴・形状

 

「カレーのいいにおい」の中心にいる、

香りが強いスパイスです。

古代エジプトでは防腐剤として使われ、

今ではインドをはじめ、メキシコやアメリカ、中近東、北アフリカなど

さまざまな地域の料理に使われます。

種の部分を使用し、

長さ5㎜程度の楕円形。

縦に薄い茶色が多いですが、

緑や灰色のものもあります。

使い方・利用法

カレーパウダーの中心スパイスで、

カレーづくりでは欠かせない存在です。

ホールは油に香りをじっくりと移して使うことが多く、

香りの強い野菜を炒めるときにおすすめです。

パウダーはカレーやタンドリーチキンなどの

煮込み料理にも使かわれます。

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効能

食欲増進、消化促進、鎮静、鎮痛、

強壮、抗がん作用があるとされています。

また、ビタミンA、B2、B3、C、E

カリウム、鉄分、マグネシウムなど

ミネラルが豊富に含まれています。

さらに、抗酸化成分である、

クミンアルデヒドやリモネンが含まれており、

老化防止や免疫力アップの効果も期待できます。

クミンは男女関係のお守り?!

中世のヨーロッパでは、

クミンは恋人の心変わりを防ぐものと信じられ、

結婚式で新郎新婦が

ポケットの中にクミンを忍ばせて出席した、

浮気防止のために、

騎士団の遠征にいく夫にお守りを持たせたなどという記録もあります。

これには夫は妻の貞操を信じ、自らも浮気をしないで

十分な量のクミンと食材を家に持ち帰るくらい

妻に忠実でなくてはならない

という意味が含まれていたといいます。

注意点

妊娠中および授乳中の女性は摂取を避けた方が良いでしょう。

また、セリ科の植物にアレルギーがある人や、

クミンに含まれる成分にアレルギーがある人は避けましょう。

スパイスアレルギーを起こした例として、

蕁麻疹、喉のかゆみ、呼吸困難など

アナフィラキシーショックを起こすこともあります。

何か異変を感じたなら、気をつけた方が良いです。

データ

 

クミン(Cumin)

科名:せり科

 

別名:馬芹、キュマン(フランス語)、コメイン(オランダ語)、ジーラ(インド)

原産地:エジプト

使用部分:種子

※記述の効果は期待できるものであり、効果を保証するものではありません。

 

クミンを含むスパイスの購入ができるようになりました。

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